1942年当時日本には世界最強の機動部隊があった。序章ー1

1942年当時日本には世界最強の機動部隊があった。序章ー1

第2次大戦における日本軍の戦い方は一貫した方針が無く、漠然と南方の資源地帯を占領し、資源を手に入れた時にはタンカーや輸送船が無い!というブラックジョークを重ねていた。

中国での戦闘では陸軍が際限なく係争地を広げ、戦費を無駄に消費する。中国の土地など取っても資源もなく、意味が無い。さっさと休戦して撤兵すべきであろう。

戦争を始めるに当たってその行動方針が定められていない。日本民族が1名も残らない本土を失っても最後まで戦う殲滅戦をやるのか?

ある程度有利な状況で講和に持って行くのか?(海軍はそれを狙っていたようだが。)

アメリカとの開戦を事前に通知無く真珠湾を奇襲しアメリカ国民を団結させた事は外交の初歩も知らないと言いたい。

海軍は開戦半年でミッドウェー海戦における大敗で講和の機会を失う。でもチャンスはあったはずなのだ。

マリアナ海戦前後が最後のチャンスだろう。それも無いまま終戦まで行ってしまう。

日本の艦隊は近海迎激戦を予定しており、艦隊も航続力の短い物が多く補給艦などの戦力も不十分だ。

まずは石油の確保からオランダとイギリスに宣戦布告すればよい。

アメリカはシンガポールポートモレスビー等の太平洋における要衝が落ちれば止むに止まれず、あちらから宣戦布告してくる。

それは従来の日本が取っていた戦略でおそらくフィリピンを救援するアメリカ太平洋艦隊とグアム付近で決戦となるだろう。

それに勝利することは制空権が日本側にある以上難しくは無いだろう。

では海軍からその弱点を分析して行こう!

日本軍全体に言える事だがレーダー及び暗号に関してアングロサクソン系の解読技術を甘く見ていた。

これがまず敗戦の一因で、ミッドウェー海戦でも敵の手に引っかかって攻略目標を明かしてしまう。

サンゴ海海戦でも敵が待ち受けていることを驚くべきだろう。敵がこちらの戦略目標を知って応戦部隊を待機させているのだ。この時点で暗号の改変等を行うべきである。

それだけ開戦後の経過でアメリカなどの諸国を侮った事も敗因である。海戦から1年ぐらいは植民地の派遣軍との戦いであり、勝てて当然であり、勇ましく国民に知らせる必要もない事だ。

ミッドウェー海戦では警戒部隊の戦艦伊勢と山城が試験的に対艦レーダーを装備し運用する中で航海に役立ったという記述がある。

レーダーは普通は対艦対空の一組で使用される。

対空レーダーまで装備されていたかは記述が無いのでわからないが、機動部隊の比叡や霧島に初期的な対空レーダーまで装備されていれば敵航空機を捉えて迎撃機を適宜に送れただろう。

航空戦は1分1秒で結果が出る、南雲長官は水雷戦隊上がりでその重要性を理解していない。

第2航空戦隊司令官山口多聞は基地航空隊の司令官をしていたのでよく理解し、何度も海戦中に南雲に意見を具申している。

山口長官が司令官ならばおそらく日本は負けていない!日本海軍の中でも空母部隊を指揮してアメリカ海軍を相手に出来たのは彼ぐらいだろう。

小沢や大西などもいるが果断即決が出来たのは山口長官だと私は思う。